
Epic Encompassについて
Epic Encompassは天空に城を立てて、そこに住みたいというある少年の夢から始まりました。
天空の城は童話、神話やアニメなど多くの題材に出てきます。
少年はそれらのコンテンツに影響を受けて、天空城を実際に作って住んでみたいと思いました。
それは前人未到の途方もない夢です。
普通、城を作るには土地を用意し、そこに資材を運び、
作る人を集めて長い時間をかけて工事しなければなりません。
地上でそうするのも大変なのに、足場のない空ではもっと難しいでしょう。
少年はそのことに気づいていました。
現実で空を浮かぶ城を作るのはとても難しいし、数多くのお金と時間が必要だ。
できたとしても、自分はきっと年老いているだろう。
ならば、現実のように思えるヴァーチャル空間に天空城を立てればいい。
それなら、現実よりもずっと長く住むことができる。
そう考えた少年はヴァーチャル空間の制作について、学び始めました。
仮想空間で城だけでなく、ビルや草原、深海、宇宙、大空、ファンタジー世界。
少年は学びと制作を繰り返して、成長していきました。
少年が青年になり、webデザイナーとして仕事をしているとき、
富豪からとあるオファーが来ます。
「私のバーチャル空間の別荘を作ってほしい」というものです。
青年はそのオファーを引き受け、バーチャル空間に天空の城を作りました。
富豪はその天空の城に喜び、バーチャルで盛大なパーティーを開き、
そのパーティーで青年のことを多くの人に伝えました。
それから、青年の元にはバーチャル空間での建築依頼が次から次へと入ってきます。
そのときに青年が数多くのオファーに対応するために制作したチームが
Epic Encompassの始まりでした。
ヴァーチャル空間での建築は高い評価を得られました。
けれども、同じようにヴァーチャル建築に参入する企業が増え、
建築だけでは会社の経営が安定しないと考え始めます。
そこで始めたのが、現在の主要産業であるヴァーチャル旅行です。
ヴァーチャル旅行は最初期はVRゲームとの比較で中々流行りませんでした。
当時は旅行は現実でするというのが普通の考え方だったからです。
そのため、初期の頃はあまり収益が出ず、この部門は赤字でした。
赤字が続き、この事業を終了することを検討し始めたとき、
社内のマーケッターのアイディアを取り入れ、とあるキャンペーンを打ち出します。
それが日帰り宇宙旅行です。
日帰り宇宙旅行は、バーチャル機材を持っている方ならば誰でも
1万円で弊社のバーチャル宇宙に1日アクセスできるプランです。
現実の宇宙旅行が最低でも100万円を超えるのに1日、1万円は安すぎる。
1万円という低価格では数多くの方が来ないと設備の維持費すら補えない。
社内ではこの2つの反対意見が主流でした。
ただでさえマイナス収益なので当然の話です。
日帰り宇宙旅行キャンペーンは世に出る前にボツになろうとしていました。
ですが、その意見に強力な応援者が現れます。
バーチャル空間の制作者である社長です。
社長は言いました。
「冒険者を名乗る企業が、冒険しないでどうする?」
この発言とキャンペーンが失敗したら、
ヴァーチャル旅行事業を辞めるという契約で日帰り宇宙旅行は決定しました。
webサイトに告知した日帰り宇宙旅行は最初はお試しで行ってみる人が少数現れました。
お試しで来てくれた方がリピートしたり、他の人と一緒に来たりして、
少しずつバーチャル宇宙に人が集まり始めました。
それから人が人を呼び、バーチャル宇宙は同時接続数が100万人を超える
巨大コンテンツになったのです。
それからは深海や天空などのワールドを拡張し、
弊社で最大の収益を上げる部門にまで成長しました。
弊社の社名である「Epic Encompass」は
「壮大な冒険や体験を包括的に提供する」という意味を持ちます。
これからも日帰り宇宙旅行を実行したときのような冒険心を忘れずに
様々なコンテンツを拡充していきます。
あなたに記憶に残る冒険を
「Epic Encompass」